8月のお盆時期に家族がコロナ陽性になり、自身は陰性のため、隔離機関に突入してしばらく家で過ごしていました。そして、お盆の最終日に解除となったため、ずっと行きたいと思っていた京都にある伏見稲荷に向かうため、愛車の86にエンジンをかけて、夜中のうちに大阪にある家からスタート。下道でも十分空いてるため、早朝に走るのはオススメです。豊中あたりにある大通りが個人的に好きなポイントで、きれいな景色を左右に見ながらのんびりドライブを楽しみながら京都に向かえます!
■どこを切り取っても映えるポイントを有する伏見稲荷
では、ここからは実際に行ったお写真を交えながら少しだけ楽しくなる要素をお話していきたいと思います。まずは、なんといっても豊富な撮影スポットの数々でしょう。千本鳥居をはじめ、約1万基を保有する伏見稲荷大社はどこを切り取ってもフォトジェニックな瞬間を押さえることができますね。
東山三十六峰の一つである稲荷山で、標高は233メートル、1周約4kmのハイキングコースを持つ伏見稲荷はとにかく鳥居の数が多く、不思議なひと時を過ごせると感じます。ハイキングコースはちょいガチコースと観光コースがあり、なぜかいつもガチコースを選んでしまうのですが、撮影主体や観光主体なら観光コースでひたすら鳥居を巡るコースがオススメです。
様々な恩恵をもたらすことから、多くの方が訪れる伏見稲荷では商売繁盛・五穀豊穣を中心に、安産祈願や万病平癒、学業成就などを祈願できる場所を保有しています。自分の目的のお社を見つけるのも伏見稲荷の楽しみ方かと思います。
ショート動画でまとめてみました!
■より楽しむポイント1:狐様の加えているモノの意味とは?
では、少しだけ楽しむ要素を増やすポイントを一つずつご紹介していきたいと思います。
まずは鳥居の数もさることながら、敷地内に多く存在している狐様のご紹介をしていきたいと思います。TikTokなどでもジブリのような景色が広がっているとガチルートの一角をご紹介しているのですが、どこを切り取っても存在している狐様は一様に何かを加えています。それぞれの意味などを解説したいと思います。
基本的に加えているモノの多くは巻物と玉を加えています。これらは商売繁盛や五穀豊穣などから関連して加えるモノが決まっているようで、大きく分けて4種をくわえています。
- 巻物:知恵の象徴
- 玉(宝珠):穀霊の象徴
- 稲穂:恵・福の象徴
- 鍵:米倉の鍵・稲狩りの町長象徴
これらの意味を持つモノを狐様はくわえているわけです。陰と陽・天と地といった一対になるように基本的に2匹の狐様がいらっしゃいます。個人的に少しだけ怒られる現象に遭遇しましたので、そそうはもちろん、撮影時にも十分注意し、周りに配慮しながら撮影することを心がけましょう。
■より楽しむポイント2:伏見稲荷の歴史とは?
ではなぜ、年間でこれほど多くの方が訪れる場所なのかについてみていきたいと思います。もちろん、観光事業が主力サービスである京都府の中でInstagramやTikTokと親和性が高いスポットである点が挙げられますが、地域と共に過ごしてきた背景についても根強い人気を生み出す流れがあるようです。
2011年で1300年を迎える歴史を持ったお社で、稲荷山に稲荷大神様がご鎮座されたことからスタートしています。当時は奈良時代で和銅4年(711年)の2月にご鎮座されたそうです。当時は天明天皇が統治しており、この年から衣食住について繁栄や豊穣をもたらす地として信仰が始まったようです。
現在はハイキングコースとして広がっている登山ルートと観光ルートからも順番に頂上を目指せるルートが存在しており、1~3の峰で分類されたルートがあるのですが、元々は下ノ塚・中ノ塚・上ノ塚と呼ばれるお塚を信仰する文化があり、お塚を巡るルートがハイキングコース的に現在では紹介されています。
お塚信仰については明治時代から盛り上がりを見せたようで、神名を刻んだお塚を奉納する風習が根付いた時期だそうです。「何某稲荷大神」といった具合にお社や鳥居を置くことで商売繁盛などを祈願する流れだそうです。
■最後にアドバイス
神様がご鎮座された日が2月の初めだからみたいで、2月と各月の1日、丑の日や正月はにぎわいを見せるそうです。フォトジェニックなお写真を押さえたいなら人混みを避けたいところなので、イベントを目的としていないなら避けた方がよいでしょう。また、夕方以降も参拝は可能ですが、3の峰くらいまで行こうとすると本格的な山道やあぜ道になるルートもあるので、日が昇っているうちが安全でオススメです。
そして、人がいない時間をさけたいなら朝の5時から解放されているため、早朝にさっと鳥居を目指して動くことがかなりオススメです。地元の人か健康志向の方、ちょっと遠方の観光客といった布陣になっているため、皆さん目的が明確でバッティングすることも少なく、撮り放題の状態でいい写真をいっぱい取れます。天候は運なので、「朝早くいったのに~」という感想があってもごめんなさい。自分も当時は8時くらいに軽く雨に遭遇してやばかったです。
あと、盆地の特性なのか湿度が高い日は避けた方が良いです。行くなら、ペットボトルは3本ほど、タオルと着替えをもって動くことをオススメします。当時は水分2本とタオルをもって、Tシャツ・ジーパンで行動してましたが、地獄のような暑さが永遠続くという謎の苦行時間が発生していました。Tシャツは本当にぼとぼとになり、帰る時はエアコンがサブくて、少し風邪気味になり、そのままコロナの陽性にまで進化しました。着替えがあるだけでだいぶ違うと思いますので、しっかりと準備して行くことをオススメします。
あと、山頂で水分がなくなっても、一峰降りるまで我慢しましょう!観光あるあるをもらいます。
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