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世界遺産|部門別ランキング国内第一位を誇る那智大滝へ

今回は和歌山県東牟婁郡那智勝浦町の那智川中流にある滝である「那智大滝」へ行って参りました。皆さんが普段行かないところを基本的には行くつもりで運営していますが、会社の上司から「ここは絶対に見た方がいい!」と強いススメがありましたので、想像以上に遠かったですが行ってきた次第です。

早朝4時30分に起きて、用意をして、家を出たのが5時前でした。そこから高速道路と一般道を使って、到着したのが8時20分。トイレ休憩は2回ほど挟んだものの片道190km近くの移動はなかなか大変でしたね。 和歌山県のほぼ端から端へ移動した感じで、観光地として有名な白浜町からさらに70kmほど行った先にある新宮市近くで山手に進むと現れるのが、熊野那智大社と呼ばれるお社がある場所です。今回はそんな場所の中で那智大滝に絞ってご紹介していきたいと思います。

大迫力の那智大滝

落差133メートルの圧倒的迫力とたくさんのミストを感じました。

さて、メインのご紹介です。ユネスコの世界遺産に登録されており、大雲取連山の中にある那智大滝。犬鳴山同様に多くの滝が存在する連山で、48種ある滝の中の一つです。

総合落差では全国12位ですが、一段の滝としてみた場合に落差日本1位を誇る滝で、花巌滝と共に日本三名瀑に数えられています。個人的に見た感想としては「圧巻」の一言で、人に勧められて来ましたが、来てよかったと心底思える場所だったと感じています。

石段を下りると広々とした境内があります。

垂直の断崖に沿って落下する滝で、銚子口(ちょうしぐち)[水の落ち口の幅]が13m、滝壺までの落差はなんと133mで大阪府にある通天閣が103mですから、それよりもさらに30mも長い滝でした。滝壺も深く10m以上あるそうで、落ちたら映画のようにはいかないと思いましたね。

また、流下する水量は毎秒1トン近いと言われており、滝の修行をするには少々厳しい水量でした。もちろん、修行するための場所が別であり下流に位置する場所で文覚瀧(もんがくたき)と呼ばれる場所がございます。

滝の近くに水飲み場があります。

水は生命の母と呼ばれて那智山信仰の根源的な存在であることから延命長寿の信仰が強いようです。滝の近くには滝の水を飲める場所が2か所あり、手前で専用の小皿が販売されていました。家紋の入った素焼きの小皿で、価格は200円です。手酌で飲むこともできますが、記念品にもなるので、購入をオススメします。

駐車場から降りてスグに見えました。

那智の大滝は駐車場や本宮、いろんな場所から拝見することが可能ですが、やっぱり近くで見るのが一番です。そんな滝の近くへはお滝拝所舞台に行くことで可能で、[参入料 大人:300円 小中学生:200円 未就学児:無料]となっていました。

近くで見る大滝は本当に素晴らしく、多くの人が「おぉ~」「すごい」と言いながら見ていましたね。個人的にも近くで見ることをオススメしたくなる世界遺産にふさわしい滝だと感じました。

大滝を守る飛瀧神社

ロータリーからすぐに見える鳥居

熊野那智大社の別宮として存在する飛瀧神社で、本殿や拝殿などは存在しない場所でした。道路に面した場所に鳥居があり、そこから滝までは一本道の石段になっている階段を上り下りすることで、那智大滝が見えてくる恰好となっています。

世界遺産を表す石碑

道中には様々な石碑があり、世界遺産と記された石碑もありました。木々が高々と茂っており、早朝に行きましたので木漏れ日が美しく、木々の緑がとても映える撮影も行えました。

どの木も高々とそびえたっていました。

境内には滝を拝所する舞台や護摩堂、社務所がある場所で、修学旅行や団体旅行用の写真撮影を行うお立ち台や、プロのカメラマンが撮影してくれる場所なんかもありました。カメラマンの機材はベストショットポジションに置いている雰囲気でしたので、カメラの近くで撮影するのが良さそうです。

中央には木をくべる場所があり、そのさらに奥に鳥居があります。カメラの上手な人は格子上の滝撮影なんかもできるだろうと思いました。

願いが叶うとされる遥拝石

なでなですると願いが叶うとか

飛瀧神社に入って、階段を下りていくと滝が正面に見えます。広場に出ると先ほどの舞台なんかがある場所になるのですが、階段を下りてスグの場所に鎮座しているのが、光ヶ峯遥拝石(ようはいせき)と呼ばれる石です。

由来としては熊野の神様が降臨したとされている光ヶ峯に通じているとされており、なでる回数によってご利益が変わるタイプの石でした。

・一回なでると縁結び・心願成就

・二回なでると金運隆昌・家内安全

・三回なでると厄除け・身体健康

最大3回までのなでかたにより効果が変わるそうで、若干RPG的な要素があってテンションが上がりましたね。盾の勇者でシーズン1のオープニング曲を頭の中で流しながら2回なでていました。なんとか宝くじが当たってくれたらいいなと思います(笑)。

社務所ではお札やお守り、様々なモノが並んでいますが、購入は本宮で購入しても、こちらで購入しても同じモノを買えますので、どっちで買ってもいいかなと思いました。延命の水を飲むために必要な小皿はココでしか買えませんので、購入をオススメします。1皿200円だったと思います。醤油入れくらいの大きさですが、素焼きなので小皿を飾る木の支えなんかをご自身で用意された方がいいと思いました。

そして、ここから本宮へ向かう方法はいくつかあります。徒歩かバスか車かタクシーかと色々な手段で向かうことが可能で、私はせっかくだったので歩いて向かいました。歩くのがなんともないと思う人はふもとに無料の大型駐車場があり、そこから徒歩で山を登っている方なんかもいらっしゃいました。飛瀧神社の近くにある大型駐車場はわりとスグにいっぱいになってしまいます。第一と第二があるのですが、お昼ごろにはもう満車になっていると思われますので、神社に向かうなら早朝6時~9時を目安に訪れるのがいいと思いました。8時の時点で第二駐車場へ誘導されました。あと、行ける人の条件が決まっているのかわかりませんが本宮の駐車場は無料でしたので、突っ切ると逆にいいかもしれません。

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