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2羽の白鶴が降り立った場所|兵庫県宍粟市・伊和神社

年末年始は恒例となりつつある兵庫県にて過ごすことに。色々な人に話を聞いて、どこがオススメの場所かを確認して、ずーと考えに考え続けた結果。頭がショートして2年連続訪れている安定の兵庫県に向かうことにしました。

しかし、いつも姫路市に泊っているので、いつもと違う場所がいいかなと思いながらGoogleMapとにらめっこしていると、加西市という姫路市内から車で20kmほど進んだ先にある街で「北条の宿」というホテルルートイン系列の淑発施設を発見し、そちらを事前に予約して中継地点にすることにしました。

今回の神社は本当にたまたま発見しまして、五行を軸とした繭気属性(けんきぞくせい)で風属性であることがわかっていたので、兵庫県内で自分のパワースポットがどこなのか確認したことがきっかけでした!

これからも風属性を軸にしていったことのない場所に巡ってみようと思っています。普段は護国神社が姫路城のすぐ近くにあるのでそちらにお参りすることがほとんどでしたが、加西市から約50km離れた伊和神社に向かうことにしましたので、そちらの様子をまとめております。

■田園風景が広がる山間を抜けた先に位置する神社

入口が2か所あり、歩行者用と車用でした。自分は間違って車用から入ってしまいました。

車で1時間程度走って着く場所でして、道中にも別の神社があるようでナビ通りには進めず、少しだけ迂回して到達する感じでした。途中からは一本道状態で気持ちよくなってしまう道路ではありますが、自制しながら回りに合わせて進むのが吉かなという道路です。両サイド田んぼと山が広がっているので、景色とおいしい空気を楽しみながら進んでいくと伊和神社が見えてきます。

神社の向かいに「播磨いちのみや」という道の駅があり、普段は無料で開放してそうですが、この日は500円にて駐車できるスペースになっておりました。初詣や大型のイベントがある時は貸し出すスタイルに変わると思われます。地元の方々が元気よく車をさばいてまして、新年早々から元気をいただける場所だなっと思える様子でした。

年始なので門松が置かれてて、目的の場所である伊和神社が見えてきました。横断歩道を渡ると入口っぽいのが二つあるのですが、車の祈祷もしてくれる神社で、車用の道があるので、ちゃんとしたルートで参拝したい方は鳥居や石碑があるルートを選択することがいいと思います。自分は車になって進んでいきました。

■自然と共存し力を感じる場所

本当はくぐれます。たまたま横から見てしまいました。
自然の豊かさを感じれます。縁の下の力持ちもいらっしゃいます。

正規のルートを選べばちゃんと鳥居をくぐりながら進めるようになってます。引っ込み思案な自分はおどおどしながら、車が通るルートを選んでしまいましたが、それはそれで自然の豊かな風景や光の差し込みを楽しめるルートになってましたので、どちらも楽しんで損はないと思います。

この正面のルートだけでなく、本殿に直接たどり着くルートもある様子でしたが、階段をチラ見して降りるのを止めましたので、そちらのお写真はございません。本殿を正面に見た場合に右手にありますので、行ってみたい方はぜひどうぞ!

この日は快晴で日差しが心地よいですが、やはり山奥にある場所ですからしっかりと冷ややかな空気が流れています。あったかいカッコで行くことをオススメします。シーンとした落ち着いた空気が流れており、人々の話し声と自然の音や鳥たちのざわめきなどを感じつつ、本殿に進むのが5分くらいの距離かなと思います。

■主祭神・大己貴神で総氏神様の伊和神社

めちゃくちゃ人が多く、真正面からは撮影できずの本殿。
内側はこんな感じで、いろいろな絵が見えます。

農・工・商などの産業の神、縁結びの神、福の神、病気平癒の神、交通安全の神として数多くの方々が参拝に訪れている場所のようで、ざっと30組ほど並んでいました。この時で朝の8時過ぎくらいだったと思います。参拝が終わって周辺を徘徊した後、ベビーカステラを買い終わって神社を出ようと思ったら北門までずらーっと人が並んでおりました!

ぱっと見て驚いたのは菊花紋章がドーンと見えまして、成務天皇か欽明天皇が社殿を造営したとされているようで、この流れから紋章が飾られているのかと、並びながら調べていました。

■「我を祀れ」とご神託で一夜にして変貌する地

本殿の裏手にある鶴石。白鶴が二羽眠っていたとか。
境内には鶴の置物がちらほら置かれています。

一説になりますが、「我を祀れ」っとご神託があり、一夜のうちに草木が生い茂り、空に多くの鶴が舞い、石上に大きな鶴が二羽眠っていたそうです。石の上で北向きに眠っていたことから、本殿も北向きに建てているようで、駐車場から素直に行けば、北向き建っている本殿に向かえるようになっています。

自分で見た感覚として不思議な体験で、鶴石の周りだけその時は誰もいなくて、ほんとに一人っきりの時間を過ごせたことがまず不思議でした。鶴石に向かう間は数十メートルくらいしか離れておらず、多くの人でにぎわっているのに参拝する間は完全に一人で過ごしていました。

また、鶴石の正面に立った時、それこそ心地の良い正面からの風がぶわーっと吹きまして、今でも鮮明に思い返せるほど「あー。ここに立ってていいんだー。」って感覚になる気持ちの良い瞬間を過ごせました。あまり体験したことのない感覚で、これがきっとパワースポットに行った時に感じる良い感覚かなって思いながら鶴石を後にしました。

どの場所で見ても、これが人の手で作られているとは不思議です。
北門と本殿の横からのカットになります。
鶴石に向かう途中と鶴石がある場所から撮った写真です。

もっとじっくりと見たかったですが、さすが初詣で多くの人でにぎわっておりましたので残念ながらここまでです。写真もSNS用の写真しかとることができず、ブログは苦肉の策でつなぎ合わせパターンにしております。

いろんな場所に行くことで付随して知識が身についていくのはいいもんですね。今回の場所は宍粟市(しそうし)という場所で、読み方も勉強になるし、歴史も学べるし、いくつになっても勉強だなって感じますね。

道中も面白くて、池に向かって打ちっぱなすゴルフの練習場があったりしてバブルの名残かなって思えるエモいスポットがあったり、道の駅で地元の名産品にも出会えるし、楽しかったです。名産品なのかわからなかったですが、帰りに寄ったスーパー的な場所でこんにゃくを購入したのですが、めちゃめちゃ歯ごたえあって、風味も味わえておいしかったです。牡蠣が1kg1000円で売ってたのですが、家で処理できないので買えなかったのは残念でしたが、ドライブも楽しめてサイコーな1日でした。

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