City

都会の幾何学的並びを撮影

2022.04.03

人生の大半を過ごしている大阪府。他府県と比べるとテカテカ・ゴテゴテした印象があると感じています。6大都市の一つとして古くから栄えている大阪府は天下の台所と呼ばれるなど商業が盛んな都市として有名だと思います。空襲などの被害にも合った過去を持ちますが、商魂たくましくというのでしょうか、現在でも大都市の一つとして認定されています。

仕事柄で求人内容などをよく見ますが、全国的に見ても求人の出稿数が上位を争うエリアで、人の流動が活発な都市なのだと感じます。実際、撮影当日はまんぼう明けの週末ということもあり、多くの飲食店で皆さんが楽しく談笑しており、飲みニケーション後のサラリーマンたちだろうという集団を見かけるなど、人々の笑い声や話し声に包まれている様子でした。

雑誌や記事で見かける橋を撮影したい
都心部特有の収束点の多い風景
どこでも見える桜の木
PhotoGallery

雑誌や記事で見かける橋を撮影したい

iPhoneを機種変更してから色々な撮影手法を使えることがわかりました。今までカメラを持ったことがなく、使ってもすべてピンボケしてしまうなど業務で使うこともほとんどなく、自己表現する方法を持っていませんでしたが、iPhone13ProMAXに変えてからカメラの知識がなくとも幅広い表現ができるようになったことはとてもうれしく思います。その上で百聞は一見に如かずと言うものの、最近は百聞も大事だと気が付きカメラの仕組みや構図、光の当たり方などを中心に勉強もしています。

iPhoneの機能で11くらいから登場したとされるナイトモードを使うことで夜の景色がとてもきれいに撮れることを知りました。主にポートレートモードでぼかして撮影できることに喜んでいましたが、ナイトモードで光を多く取り込むことによって夜景を美しくとれるという機能がついていたのです。

いろんな場所を想像したのですが、夜景をとるなら都会だろうという結論から愛車の86を走らせて、大阪市内へ向かうことに。お目当てとしては中之島にある橋が多くかかっているところで、多くの写真家が撮影していた場所だと記憶していたので、自分でも撮りたいと思い向かいました。

都心部特有の収束点の多い風景

ナイトモードを使った撮影で喜びながらあちらこちらを撮影していたのですが、都市ならではの特徴に気が付きました。どのエリアもビルや道が多く、整った場所が多いため収束点を見つけることが楽しいということに気が付いたのです。

ビルだけでなく高速道路や商業施設などあらゆる場所がプロの建築家が仕上げた場所のため、とてもきれいな並びになっており美しい場所が多く存在しました。もちろん、ナイトモードを活かして光を取り込みながら無機物がきれいに交わる撮影にトライしてみました。

驚いたことは光の使い方が非常に素晴らしい点でした。どこから光を当てることで、どこに影ができて、どこに光が当たって、どのような雰囲気になり、どんな印象を与えるのか、思慮深く考え込まれた演出はとても素晴らしく、マンションや会社のフロントなど多くの場所で光の演出を見られたことは夜ならではの演出だと思います。

旅行した場合、自身もそうですが安全性を心配することがあり、知らない土地を出歩くことはあまりしないものなので、夜の景色がどういった雰囲気なのかはわかりづらいと思います。また、一見安全そうに見えてもどんどんと怪しげな雰囲気に包まれていく場合や露骨にここは行ってはいけない場所などはどこでも存在しますので、それを前情報なしに見抜くことは難しいためおとなしくホテルで過ごすようになると思います。

しかし、大都市系のエリアに行った時はこういった景色を押さえたいものですよね。なので、私は引き続き足を運んで皆様にお届けできるように頑張りたいと思います。日本は他国に比べると比較的安全な場所であると思いますので、ホテル近隣程度なら回っても大丈夫じゃないかなと思います。